100年後の地球に残したい『YOIHI』を映画で伝える
『YOIHI PROJECT』は気鋭の日本映画製作チームと世界の自然科学研究者が協力して、様々な時代の「良い日」に生きる人間の物語を創り、「映画」で伝えていくプロジェクトです。
気候変動や地球環境の危機が叫ばれている今、私たちの子孫に映画を楽しむ「良い日」が訪れることを願ってエンターテイメントの力でアクションを起こします。
発起人は日本を代表する映画美術監督・原田満生。名だたる映画監督とタッグを組み、数々の賞を受賞してきた美術監督が、映画人として、人として、志を持ったものづくりで次世代にメッセージを伝えていきます。それに賛同した日本映画界の気鋭のクリエイター、俳優たちが集結し、地球環境を守るために考えたい課題を誰もが共感できる物語として描きます。
『YOIHI PROJECT』は映画人と自然科学研究者が連携してアカデミックな観点を作品制作、プロジェクト活動に反映していくユニークな取り組みです。世界のサーキュラーエコノミー、バイオエコノミーの研究者たちとネットワークを持つ藤島義之をテクノロジー・イノベーション・ディレクターに迎え、さらに東京大学大学院農学生命科学研究科生物材料科学専攻教授で東京大学にOne EarthGuardians(地球医)育成プログラムを立ち上げた五十嵐圭日子がプロジェクト・フェローを務め、ドイツ、イギリス、フィンランド、アメリカなど世界トップレベルの自然科学研究者たちと連携し、世界の潮流を捉えながらプロジェクトに反映させていきます。また、地域文化をテーマに映画を制作し、自治体や地域と連携して地域創生につながる活動を支援したり、教育・体験プログラムを実施することを目指していきます。
『YOIHI PROJECT』の映画、ドキュメンタリーのテーマのひとつは、日本人が古来から大切にしてきた「自然との共生」です。世界が生物圏に負荷をかけず、自然を増やしていくという「ネイチャー・ポジティブ」の発想に向かう中、『YOIHI PROJECT』の作品を通して、世界の人たちと繋がり、語り合うきっかけになることを目指していきます。