東京大学One Earth Guardians とYOIHI PROJECTが連携

YOIHI PROJECTは、東京⼤学⼤学院農学⽣命科学研究科One Earth Guardians 育成プログラムと共同して、様々な企画を⽴案し映像を発信していきます。⽣物多様性の観点、また気候変動に対する観点から、このプロジェクトを後世に繋げていきたいと思います。

『YOIHI PROJECT』代表 原⽥満⽣

「⼈間は、いろんな⽣物を道連れにして、滅びていくだろう」ある⼈が⾔っていた。
ずいぶん先の話なのか、遠くない未来なのかは分からない。⼈間は欲のために環境を破壊し続けて、⾃然や動物たちの⽣態系さえも変えてしまった。環境問題は深刻で、もうどうにもならないかもしれない。そんなことは、誰もが知っているはずなのに、どこか他⼈事のようで、じぶんが⽣きているあいだは⼤丈夫だろう、と思ってしまう。⼈間に欲がある限り、世界はそう変わらない、と。
東京⼤学⼤学院農学⽣命科学研究科には「地球医=One Earth Guardians」を育成するプログラムがある。地球医とは、天才的な専⾨家ではなく、⾃らも専⾨家でありながら、俯瞰的な視点で⼈を結びつけ、新しい価値を創造することのできる「巻き込み⼒」を持った科学者のこと。彼らは、⼈類が地球上のあらゆるものと共存していける世界を作るために必要な⼈材。100 年後の地球を守るために作られたプログラムだという。YOIHI PROJECTでは、地球医を志す東⼤⽣と共に、複雑な社会と⾃然の関係性を問い、世界が直⾯している危機、未来について発信していきたいと考えています。

東京⼤学⼤学院農学⽣命科学研究科教授/総⻑特任補佐 五⼗嵐圭⽇⼦

One Earth Guardians育成プログラムは、100年後の地球のために今アクションできる⼈材を育成するために5年前に起ちあげられた。100年後にはもちろん私⾃⾝は⽣きていないが、これからの地球で⽣きていく次世代のために何ができるかを考えた時に、⾃分が苦しみながら構築してきた価値観を、若い⼈に繋ぐしかないと感じたからであった。そのプログラムの中で頻繁に話題に出てくる⾔葉に「⽣物多様性」がある。学⽣達がどのようにこの⾔葉を使うのか観察していると、何か他⼈事のような、まるで地球上に「⼈間という⽣物」と「他の⽣物」が別々に⽣きているかのような意⾒が出て来る。そんな時はいつも「君たちが⾔っている⼈間というのは君たち⾃⾝のことだよね︖」「他の⽣物って君たちも⽣物だよね?」と聞き返す。地球のことを考えるとは、結局は⾃分たちの将来を考えることに他ならないことに気づいて欲しいのである。YOIHI PROJECTが、⾃分達の未来を⾃分事として捉えられる若者が⽴ち寄ることができるような、そんな場となることを期待しています。

ONE EARTH GUARDIANSについて

東京⼤学⼤学院農学⽣命科学研究科・農学部の教育プログラム。⽣物界全体を地球の⼀部として捉えて、全体の健康を考え、⽣物の恵みを無駄なく利⽤する「One Earth」という概念に基づき、持続可能な地球社会の実現に向けて「One Earth」を実践する「One Earth Guardians(地球医)」を育成することを⽬的として、⾼度な専⾨性と俯瞰的な視野、専⾨分野や⽂化的背景の異なる多様な⼈々の連携を図り協働を主導できるコミュニケーション⼒を涵養する教育を⾏うことを⽬的としています。
https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/

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