YOIHI PROJECTと連携する自然科学研究者

YOIHI PROJECTは映画人と自然科学研究者が連携してアカデミックな観点を作品制作、プロジェクト活動に反映していくユニークな取り組みです。

一般財団法人バイオインダストリー協会と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に勤務した経験から世界のサーキュラーエコノミー、バイオエコノミーの研究者たちとネットワークを持つ藤島義之をテクノロジー・イノベーション・ディレクターに迎え、さらに東京大学大学院農学生命科学研究科生物材料科学専攻教授で東京大学にOne Earth Guardians(地球医)育成プログラムを立ち上げた五十嵐圭日子がプロジェクト・フェローを務めます。

また、藤島義之がキーマンとなり、ドイツ、イギリス、フィンランド、アメリカなど世界トップレベルの自然科学研究者たちと連携し、世界の潮流を捉えながらプロジェクトに反映させていきます。

YOIHI PROJECTの映画、ドキュメンタリーのテーマのひとつは、日本人が古来から大切にしてきた「自然との共生」。

世界が生物圏に負荷をかけず、自然を増やしていくという「ネイチャー・ポジティブ」の発想に向かう中、YOIHIの映画、ドキュメンタリーを通して、世界の人たちと繋がり、語り合うきっかけになることを目指しています。


YOIHI PROJECT 
テクノロジー・イノベーション・ディレクター

藤島義之
(Yoshiyuki Fujishima)

英国オックスフォード大学 有機化学専攻 PhD
1995年から味の素株式会社にて健康、栄養、食品加工などの研究開発、事業育成、技術広報に従事。出向にて一般財団法人バイオインダストリー協会と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に勤務し、世界のバイオエコノミー政策、技術トレンドを研究。2021年、味の素のR&B(リサーチアンドビジネス)企画部にて技術広報等を行いながらYOIHI PROJECTで、テクノロジー・イノベーション・ディレクターに就任。

自然は子孫から借りている

長期の鎖国で独自の自然との共生文化を作った日本は、江戸時代までは化石資源に頼らずに約3,000万人が持続的にくらしていた。江戸の町では100万人が上下水道を持ち暮らすことが可能であった。今は人口が4倍かもしれないが、今持つ知識を活用すれば化石資源なしでもできるのではないか。戦後に植えた木々はそろそろ本気で産業活用してもいいのでは。知恵を絞り、謙虚を美徳とし、自然との共生を基本とする。そんなことができるのは日本だけかもしれない。
子供たちが無邪気に海や山で戯れる。守りたいのは それだけかもしれない。祖先から譲り受けた自然であるかもしれないが、ナバホインディアンの言う、「自然は子孫から借りている」という考えがしっくりくる。大人は子孫に恥ずかしくない行動をとらなければならない。


YOIHI PROJECT 
プロジェクト・フェロー

五十嵐圭日子
(Kiyohiko Igarashi)

東京大学大学院農学生命科学研究科生物材料科学専攻教授
2016年からはフィンランドでも教職に就き、生物圏に負荷をかけない経済活動である「バイオエコノミー」の実現を目指すとともに、東京大学に One Earth Guardians(地球医)育成プログラムを立ち上げる。米科学誌「サイエンス」を含む200を超える論文や著書、日本学術振興会賞、市村学術賞など数々の受賞の他に、酵素研究に関するギネス世界記録も保持する。

地球に負荷をかけずにヒトが生きる方法とは?

世界が一斉にサーキュラーエコノミー(循環型経済)やバイオエコノミー (生物圏に負荷をかけない経済)に舵を切っている姿を目の当たりにして、いつものように「日本はいったい何をしているんだ」といらつく。 そのいらつきの原因を研究者っぽく分析してみると、地球に負荷をかけずにヒトが生きる方法が、実は各地にひっそりと、しかし確実に存在していることに気付く。どのようにヒトと地球が共生するかを探す旅、時間を戻すのではなく、時間を進めながら、その答えを探すための長くて険しい旅の先に、次世代に受け継ぐべきヒトとしての生き方があると思う。

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