『せかいのおきく』黒木華・寛一郎・池松壮亮・阪本順治監督コメント(全文掲載)

阪本順治監督コメント

気候変動による災害、戦争を終わらせられない指導者たち、真っ先に死んでゆくのは、なんら世界経済の恩恵を受けない階級層。消費されるのは、モノだけではなく、〝ひと〟だ。本作は、江戸時代における食のサイクルを基軸として、没落した武家の娘と、糞尿の処理に携わる賤民たちを主人公に、低い視座から社会を眺めるだけではなく、〝汚い〟ところから世界をえがこうとする意欲作。しかも軽妙に、しかし美しく、だ。” 名付けて、糞ったれ青春時代劇!

黒木華さんコメント

阪本順治監督の時代劇初挑戦となる「せかいのおきく」が、撮影開始から約2年の時を経て、長編映画として完成することができました。
深々と降る雪のシーンから撮影が始まりました。美術がとても素晴らしかったことを、今でも強く印象に残っています。「せかいのおきく」、この題名に込められた阪本監督の想いが、より多くの方に伝わるよう、おきくを演じられていたらと思います。今の時代に繋がる尊さがある作品になっていると思いますので、沢山の方に見ていただけると嬉しいです。

寛一郎さんコメント

青春。それは、恋とせかいとうんち。阪本順治最新作お楽しみに。

池松壮亮さんコメント

敬愛する原田満生さんに誘われて、この魅力的な企画に二つ返事で参加しました。阪本監督の見事な脚本と、路上の人々に寄り添い続ける態度とその手腕に感銘を受け、凄腕のスタッフキャストに出会い、新しい時代劇を目指して撮影しました。サスティナブルに生きることを心と細胞とで理解していた頃、うつろいの中で、自然と共に生き、空と人と情緒があったこと、祈りがあったこと。貧しくも瑞々しく生きる人々の映画です。今を生きる多くの人々に届くことを願っています。

『せかいのおきく』2023年4月28日(金)GW全国公開
脚本・監督:阪本順治 出演:黒木華 寛一郎 池松壮亮
配給:東京テアトル / U-NEXT / リトルモア
(c)2023 FANTASIA

映画公式サイトURL:sekainookiku.jp
公式 Twitter アカウント:@okiku_movie

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