<Vol.1>地球上でますます複雑化する私たちの生活を理解する新しい方法

Chirsitan Patermann

元 欧州委員会研究局長

何世紀も前から日本が実践してきた伝統的な知識、それは計り知れない宝物です。

農業、林業、漁業に携わる人々の経験豊かな古い知識と、革新的な技術によって生み出された新しい知識の共生。

これは今の地球に必要な新しい方法で、科学における突破口となりえます。

古く伝統的な知識がいかに現代的なものとなり得るか、また生命科学、AI、デジタル化によって生まれた新しい知識が、いかに現実社会で確かなものとして深く根付いてきたかを表す良い例となるのではないでしょうか。

それを映画で伝えるという『YOIHI PROJECT』が歩き始めた道は正しいと思います。

映画『せかいのおきく』をはじめ、『YOIHI PROJECT』の作品は地球上でますます複雑化する私たちの生活を理解するのに役立つかもしれません。

伝統的な古い知識と現代的な新しい知識。日本にはこの2つの側面を結合させる長い伝統があります。

それらが持続可能性、循環性、バイオエコノミーの素晴らしい 3 要素の中でどのように機能するのかとても興味深いです。


Chirsitan Patermann

国際的なバイオエコノミーの専門家およびアドバイザー。 長年にわたり、国際的な科学技術政策の世界で数多くのトップポジションで活躍。一例として欧州委員会の研究総局でバイオテクノロジー、農業、食品研究のディレクター、環境と持続可能な開発のディレクターであり、ドイツ連邦研究教育省の副局長。それ以前は、欧州宇宙機関(ESA)および欧州分子生物学研究所(EMBL)に勤務。欧州のバイオエコノミーの父と呼ばれ、EU本部で持続可能性、バイオエコノミーの進展に長期にわたり関与していた人として知られる。

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