ハイデルべルク市のサステナブルスポットを視察

「バーンシュタット」は千代田区の10分の一の広さに約6,000人が暮らすパッシブハウスエリア(ドイツパッシブハウス研究所の性能認定基準を満たす省エネルギー住宅)です。
交流会の後はフランクフルトから南に約90㎞程に位置するハイデルべルク市の視察へ!ハイデルベルク市は気候保護やエネルギー問題等、市民を巻き込んだ環境対策が積極的に展開されている市。 100%リサイクル可能なマテリアルを使用した3Dプリンター建築や、省エネ基準を満たした建築方法でできたコミュニティー(バーンシュタット)を視察しました。

建築中の3Dプリンター建築は砂・じゃりレベルになってもほぼ100%リサイクルが可能な素材を使用。
原田も実際の3D建築を目前にその規模に感動。


参考記事
・世界最大のパッシブハウス。ドイツ・ハイデルベルクのエコ再開発地区「Bahnstadt」
・ハイデルベルク・マテリアルズ、欧州最大の3Dプリンター建築物にリサイクル可能建材を提供
平均年齢28歳と、若い世代にも人気の「バーンシュタット」は緑も多く、地下には6Kmにおよぶパイプが通っていて、端材からバイオガスを作る農家からエネルギーが供給されています。また三重構造の窓と、外壁の厚さ(断熱材)により気密性を高め、外気に室温が影響されないことから、通常住宅で必要なエネルギー量の20%程度しか必要としないそう。
パッシブハウス建築でつくられた映画館もあり、30度近いお天気だったこの日もエアコン無しの状態でも中の温度は快適でした。
ちなみにこのエリアの家賃は比較的高いそうですが、それでもとても人気があるとのことでした。

今回、視察コーディネートをお願いしたドイツ在住のクリューガ―量子さんによる原田のインタビューです!
映画『せかいのおきく』プロデューサー原田満生氏に聞く。映画でつくるサーキュラーエコノミー
量子さん、ありがとうございました!

(次の記事へ続く)