<Vol.4>小学生が『せかいのおきく』を観たら?

子どもたちが『せかいのおきく』を観たら、どんな反応をするのだろう?
4月、西武学園文理小学校(埼玉県)にご協力いただき、6年生50人対象に試写会を実施しました。

普段から授業でSDGsや環境問題について学んでいる子どもたちでしたが、江戸時代の循環型社会の仕組み、暮らしや仕事、用語について、藤島義之(YOIHI PROJECT テクノロジー・イノベーション・ディレクター)監修の子ども向け資料を配布し、事前に少し説明してから上映を行いました。

子どもたちの目に、江戸の暮らしはどう見えるのか?
モノクロの時代劇はハードルが高すぎるかも?など、事前に大人が心配したことを吹き飛ばす反応がありました。

上映中はうんちのシーンで少しざわつきがあったり、時に笑い声も聞こえてきました。
上映終了後は 「どうしてうんちの処理をしてもらうのに、お金をもらえるの?」 といった子どもならではの素直な感想がありました。

以下、子どもたちのアンケートの一部ご紹介します。

江戸時代は、今と全然違った。江戸時代の人の、資源を少しでも無駄にしない気持ちを見習いたいと思った。 昔は、手話とかが無かったから、身振り手振りで気持ちを表現するのは大変だったということも学んだ。

おきくさんはこえをうしなってもすごくみんなにやさしくふるまっていたのでとってもすてきだった。

江戸時代は今の簡単に手に入れられる物も大切にしていることが分かった。

面白かったです。 まだ分からないことが沢山あったけど、身分の低い人を、身分の高い人が差別をするのはよくない事なんだと改めて思いました。

長時間のモノクロ映像を見たのが人生で初めてで自分が今まで見た映画の中で一番記憶に残る映画でした。

江戸時代の大切な職業が一番大変でかわいそうだと思いました。

しっかり仕事をしているのに、いろんな人に臭いと言われたりしてかわいそうだと思った。江戸時代では今ではない仕事がたくさんあるんだなと思った。自分たちよりも年上の人の中にも読み書きができない人がたくさんいたので驚いた。とても良いお話だと思った。

初めてモノクロの映画を見て凄く面白かった。うんちがお金で売れることを初めて知った。SDGsについて知ったことが沢山あった。

難しい言葉や、面白い話があって面白かった。雨の様子が、どのように撮っているのか不思議に思った。少し汚い内容があった。長屋の中に入ってみたい。

ただのラブストーリーかと思っていたけれど、昔の本当にあったことや、昔は今と違って気にしなくてもSDGSをしていることが知れてよかった。音がリアルでよかった。 少し面白いものがあって見やすかった。

江戸時代の家とかが今と全く違いました。意外といろいろな職業があったんだなと思いました。エコかもしれないけど、結構不便だなと思いました。

うんちを運んでそのうんちを肥料として使うなんてびっくりしました。しかも、それで食べ物がしっかり育つことも、うんこは案外すごいことが分かりました。 すごく面白かったです。

『せかいのおきく』には子どもたちに伝えたいテーマがたくさん詰まっています。アンケートでは、「家族や友達に伝えたい」という声も多く聞かれました。『せかいのおきく』をぜひご家族でご覧ください。

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